
お誘いいただき、今夜は六本木。
なんか以前にもこの道をこの方向に歩いた気がする。
あの時は夕方だったから、この景色は今夜だけの景色。

クリスマスイルミネーションから一歩入った路地沿いの、みやび六本木店。
都心で一階の店舗って、想像付かないほどのテナント料だろうなぁ。
待ち合わせより数分早く来た友人を伴って、店内へ。

満席の店内は80席もある大箱、厨房を向いたカウンターが10席ほど。
案内されたのはカウンター席で、絶好の撮影アングル。

いくつかコースが用意されていて、アラカルトも充実しています。
初訪と言うとこで、一番安い5,400円コースをお願いしてあるそうです。
食べてみてお腹の具合や時間などを見ながら、必要に応じて追加していきますか。

お店に生ビールがあるなら、生ビールで乾杯。
今夜は六本木で2人お疲れ様会、なんなら忘年会。

自家製キムチ盛り合わせ
ゴボウ、レンコン、ダイコン、キュウリ、ハクサイのキムチの盛り合わせ。
焼く肉の繊細な味わいに合わせて、辛さと旨みは抑えめ。
単品でいただくのも良し、ご飯と合わせるも良し。

季節のグリーンサラダ(ユズドレッシング)
ぱぱっと乗せただけのサラダも嫌いではないけど、
こうして一枚ずつ盛りつけたかのような綺麗なサラダも好き。
肉を焼く前に食べ切ってしまうのが、私流。

A5黒毛和牛希少部位 9種類盛り合わせ
1枚か2枚をひと皿ずつ提供される店しか知らなかったので、どんとワンプレートは圧巻。
焼肉入門編の私には、食べたことのない部位ばかり。
調味料はポン酢、甘ダレ、山葵、塩と、どれを合わせるかも楽しみ。
脂身の多い部位から焼いてくださいと案内があり、1つ目は店員さんが焼いてくださいます。


プレート(うちバラ)
外バラに近く、肉質上カルビ。

会津産コシヒカリ
焼き肉屋ではライスを食べない私も、コースに入っていれば食べるじゃんね。


スカート(そとバラ)
食感が良く、ジュシーさが特徴。


カタロース(かたロース)
適度に脂があるので、味良し。


ブリスケ(かたバラ)
煮込み料理に適しているが、薄切りでコクあり。


ウラミスジ(かた・うで)
肉色が濃く、変色が早い。やわらかめ赤身。


ナカニク(ともすね)
弾力のある肉質、焼き過ぎに注意。


ハバキ(そとモモ)
肉色が濃く、硬め。甘ダレが最適。

ここで赤ワイン。
ハウスワインなので銘柄を訊いてはいませんが、アフリカ産であることは確か。
ミディアムボディで後味すっきり、稀少部位のワインにとってもよく合います。


ヒラカク(ウチモモ)
サッパリとした赤身肉、クセがなく食べやすい。


ランボソ(らんいち)
ヒレの次に柔らかいと言われる部位。

食べ終わってもう少し食べたくなり、全て正肉でしたのでホルモンが食べたい。
そうそうタンを食べなければ、、ってメニューにないじゃんね。
おお、別枠なのか。

特上厚切りタン3,800円
店長さんの話では。黒毛和牛タン(黒タン)指定で仕入れているので、月に二回くらいしか入荷しないとのこと。
馴染み客に「タンある?」と訊かれることが多く、滅多に残っていないらしい。
ああ、誘ってくれた友人に感謝。


黒タンはホルモンなのに脂が乗っていて、正肉扱いってのも頷けます。
「とりあえずタン」の白タンとは全く異なる香り、味わい、食後感。
ギュッと絞った生レモンが、これまたよく合う。

その牛タンに合わせるためだけに白ワイン。
もし、黒タンの入荷を知らせてもらえることができたなら、
黒タンに白ワインを合わせるためだけに六本木に来ることも可なり。

玉子スープ820円
焼肉屋で玉子スープをあまり飲んだ事がないので、飲んでみることにします。
玉子って言ってもテールスープなんだな。

冷麺1,440円
〆に焼肉屋の数だけ種類がある玲麺、フルーツの代わりに生ハムが乗ってるのか。
冷たすぎないスープに短尺細麺、玲麺らしさより食べやすさを優先か。

満席の店内、お茶を飲みながら店長さんと焼肉(牛肉)談議。
ホルモンになぜブランドが付けられないのか、とか、
あんまり話すと「同業者ですか?」と言われかねないので、その辺で。
美味しい焼き肉、美味しいワインをご馳走様でした。
さあ、どうでしょうか。