
良いことも悪いことも、楽しいことも嫌なこともある人生。
ここまでのところは悪いことと嫌なことが多かったなぁ。
これからは盛り返していくはず、きっと、多分。
ま、気持ちの問題だな。

年も明けたし、久し振りに会おうと言うことになり、上野。
今夜は、炭焼 やきとん酒場 TONTON 上野店へ。
この辺りは有名店や新店が玉石混交していて、店先を見ればそれなりに見分けが付く年代ではあるけれど。
誰もが知っている様な店に行っても、モチベーションは上がりませんから。

店舗は1階から3階まで。
1階入口前の店員さんに来店を告げると、3階へどうぞと、奥のエレベーターを案内されます。
3階似着くと、これから混み合う時間帯の様で、「こちらへどうぞ」とオープンスペースのテーブル席へ。
世情の影響を受け、かなり席数を減らしてテーブルが置かれています。

先ずは、中ジョッキ390円で乾杯。
今夜は上野で二人お疲れ様会、あけましておめでとうございます。
飲み物はビールやバイボール、サワーだけでなくワイン、焼酎、日本酒と揃っています。
日本酒は10種類、有名な蔵元ばかりで、どれを飲むか迷ってしまいます。

もつ煮450円
イラスト入りのメニューを開いて目に付いたもつ煮。
寒さが本格化してくると無性に食べたくなるので、つい目に付いてしまったのでしょう。

軽めの味噌であっさりした後味に仕上げてあり、美味しくいただきます。
卓上の七味や醤油で、途中から味変するのも良。

ポテトフライ390円
いつもは食べないポテトフライですが、もつ煮と同じ様に目に付いてしまい。
これはきっと食べた方が良いんだろうと、頼んでみました。

マヨネーズとケチャップが添えてあって、順番に2回楽しめます。
カラッと揚げてあって、テーブルの奥に置いておくと、料理が途切れた時に活躍します。

ポテトサラダ390円
こちらのポテサラは、大きくて丸いスプーンに乗せられています。
味付け自体は凡庸ですけど、この味付けがビールによく合います。

山口の蔵元である旭酒造が醸す「獺祭45(だっさい)」純米大吟醸酒 R4BY。
今夜の日本酒は獺祭から、毎年美味しくなる獺祭。
同じ味を守ることが日本酒作りの基本みたいな考えもありますが、
去年より毎年美味しくと、変化をやめない日本酒もありますね。

三種盛り980円
低温調理ながら肉刺しが4種類用意されていて、小袋を除くハツ刺し、タン刺し、豚レバ刺しの盛り合わせ。
調味料はネギ塩とおろしニンニク、低温調理ですので基本的にはそのままいただきます。
刺身感は薄れてはいますが、ホルモン本来の美味しさが楽しめます。

串焼き(トマト肉巻き180円、エリンギ100円、砂肝100円、ハラミ120円)
お任せの盛り合わせもありましたが、敢えてアラカルトでオーダー。
一串二本からですので二本ずつ、塩とタレが選べますのでお任せで。
どの串焼きも大衆居酒屋のそれ以上、こんなに美味しい串焼きが楽しめるとは。

長野の蔵元である宮坂醸造が醸す「真澄 奥伝寒造り(ますみ おくでんかんづくり)」純米酒 R4BY。
食中酒として名高い真澄、串焼きに合わせたら、どれだけ美味しいだろうと合わせてみます。
一杯目で「写真を撮りたいから瓶を見せてください」とお願いしたら、
二杯目以降は何も言わなくても持ってきてくださる。
どの店でも、どんな人でも出来ることではありません。

網レバー190円
焼いてしまうと網が分からないけど、食べると網の脂がレバーをしっとりと包み込んでいる美味しさ。
先の串焼きも美味しかったけど、さらに美味しい網レバー。

熊本の蔵元である美少年が醸す「美少年 清夜(びしょうねん せいや)」純米酒 R4BY。
おお、美少年なんて置いてあるんだ。
静夜ブランドは美少年で唯一の(吟醸では無い)純米酒、串焼きに合いますなぁ。

豚なんこつ120円
串焼きは一度に注文しましたが、一番好きななんこつが最後に別皿で提供されてきて嬉しい。

端々をほのかに炭化させた焦げに惹かれ、芯まで火が入った軟骨、とても心好い。
一口めは肉と脂の甘みを楽しみ、二口めは辛子で引き立てて楽しむ。
どんな場所、どんな食材であっても、料理人が込めようと思えば込もる料理に対する愛情。
大好きな軟骨をこんなに美味しく焼いてくれてありがとう。

宮崎の蔵元である一ノ蔵が醸す「一ノ蔵(いちのくら)」特別純米酒 辛口 R4BY。
メニューには表記されていませんでしたが、今夜飲んだ日本酒は全て純米酒。
大箱の大衆居酒屋に思えて、実はしっかりしているじゃないか。

豚味噌焼き630円
最後にデザートを食べる時と食べない時があって、今夜は食べずに味噌焼きまでとします。
美味しい串焼き、美味しい日本酒をご馳走様でした。
