2024年03月25日

念願のせり鍋

/三代目 文治 阪急大井町ガーデン店にて【仙台コース】、ゆでたん、牛たん、せり鍋など/

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 どのくらいぶりか思い出せないほど久し振りの大井町。
 都内のラーメン店を食べ歩いていた頃には、年に何度か来ていたけれど。
 アワーズイン東急、建て替えたんですね。

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 友人のSNSで見かけたせり鍋、とても美味しそうに食べていました。
 私、せり鍋を食べたことが無かったので、飲み友と日程調整して伺った、三代目 文治 阪急大井町ガーデン店
 立地は阪急大井町ガーデンの2F、エスカレーターで上ったらすぐ右手。
 飲み友は先に着いていて、予約時間前にドアを開けると、店員さんが快く案内してくださいます。

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 案内されたのは広めの半個室、他にも何部屋か個室があり、他のテーブル席には半分以上の入り。
 他のお客さんは、予約してコースを楽しむのではなく、仕事帰りにふらっと立ち寄っている感じ。
 今夜は【仙台コース】2H飲放付き6,500円(税込)を予約し、飲み物は流れで注文することにしました。
 今のご時世、こんなに安くて大丈夫かなとチラと心配しましたが。

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 日本酒は宮城県内蔵元縛りで9種類。
 燗映えしそうな銘柄もあるので、流れで考えますかね。

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 乾杯は生ビール、今夜は大井町で二人お疲れ様会♪
 何はなくともビールで乾杯から始めたい私に、仕方なく付き合ってくれている飲み友でしたが。
 こちらでは、フルサイズとミニサイズが用意されていて、とても好感が持てます。

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 お通しというか、前菜として、あん肝豆腐と牛たん味噌奴。
 二つとも豆腐料理、量は一口ではなく二口分ほど。

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 あん肝豆腐は、奥深いあん肝の味わいと濃厚な味わいの豆腐の相性抜群。
 この美味しさで前菜なのか、大井町恐るべし。

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 牛たん味噌奴は、牛たんを味噌仕立てにして豆腐に乗せた逸品。
 大量に仕込むんだろうけど、手間掛かってますなぁ。
 もちろん味良し、大井町恐るべし(復唱)。

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 本日のサラダとして、チョレギさらだ。
 生のレタスやサンチュなどの葉物野菜に、韓国海苔や香ばしいごま油のドレッシングで香り付け。
 「チョレギ」って何のことかなと調べると、韓国料理に「チョレギサラダ」は存在せず、日本独自の表現らしい。

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 ま、韓国料理だとか日本独自の表現とかは、置いといて。
 大好きな白髪ねぎが載せてあって、とっても心好い味わい。

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 居酒屋のコースには外せない、お造り三種盛り合わせ。
 魚の説明を聞き忘れましたがマグロ、ブリ、サーモンかな。
 改めて美味しいと言うまでもなく、魚の切身は美味しいよね。

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 厚切りされた切身、山葵醤油でいただきます。
 まだ咲ききっていない、花穂紫蘇。
 紫蘇の花穂である花穂紫蘇は「はなほじそ」と読むんだけど、花穂は「かすい」と読むそうです。
 日本語は難しいし、飾りや薬味であっても、残せない私。

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 今夜も飲んだことのない蔵元の日本酒から。
 宮城の蔵元である萩野酒造が醸す「日輪田(ひわた)」きもと純米酒 R5BY。
 まず、銘柄が読めない(泣)
 温かい料理に合いそうな、きもと特有の幅のある味わい。

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 2品目のタン料理は、名物ゆでたん
 大根のおでんに立てかけられたゆでたん、ちょこんとわさび。
 木製のナイフで切り分けていただきます。

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 少ないゆでたん経験の全てを超えていく心好さ。
 美味しい料理にいちいち感動したりしない私ですけど、これは美味しい。
 お出汁の美味しさがタンの美味しさをここまで引き上げるとは、大井町恐るべし(3回目)。

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 続けての牛タン料理は、仙台名物牛たん。
 コース料理の一品とは思えないほど、大ぶりで量も多い。
 ちょこんと添えられた漬物が、これまた良い感じ。

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 味噌を付けずに頂き、味噌を付けて頂く。
 自身で焼く牛タンも美味しいけど、お店に焼いてもらった方がずっと美味しい。
 焼いてもらうと焼きたてからちょっと時間が過ぎちゃうけど、一度に全部を食べるわけではありませんから。

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 「隠し酒はありますか?」「ありますよ」。
 宮城の蔵元である阿部勘酒造が醸す「於茂多加 男山 (おもたか おとこやま)」本醸造。
 軽やかに香る食中酒としての阿部勘は飲んだことがありますが、男山は初めていただきます。
 飲み飽きしない晩酌用の味わい、これは熱燗だろの美味しさ。

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 と、ここで天ぷら、天麩羅二種盛り合わせ。
 様々な天ぷらを頂いてきましたが、メヒカリとササカマの天ぷら初めていただきます。
 天つゆではなく塩で楽しみます。

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 ふっくらとしたメヒカリの天ぷら、ちょろっと振った塩が淡白な味わいを引き上げます。
 何で笹かまかと調べたら、笹かまは仙台が発祥なんだ。
 明治の終わり頃、仙台市内のかまぼこ店が、ヒラメを用いた笹の葉型の焼きかまぼこを売り出したのが始まりとか。
 全く知りませんでした。

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 さて、お待ちかねのせり鍋
 店員さんから説明があります。
 ・お出汁に鶏肉を入れて煮立てます。
 ・せりの根っこは20 秒、葉っぱはさっと湯通しする程度。

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 お出汁が煮立ってきたら鶏肉を沈めて、グツグツ。
 お酒を飲みながらああだこうだとお喋りしながら、グツグツ。

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 鶏肉がしっかり煮立ったところで、根っこを食べる分だけ沈めます。
 とか何とか言って、みんなやってもらっちゃって、ありがたいことです。

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 さて初せり鍋、お出汁と共にいただきます。
 美味しい、とても美味しい。
 水田栽培ではなく水耕栽培に切り替わったと案内されていますが、初めて食べるので違いは分かりません。
 違いは分からないけど、このせりが美味しいことはよく分かります。

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 葉っぱの部分はさっと湯通しする程度、なんだけど。
 ちゃんと煮込んでしまう私。

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 鶏肉と一緒に頂くと、こちらも美味しい、とても美味しい。
 どのくらい前からせり鍋があるのか分かりませんが、もっと早く出会いたかったです。

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 せりを食べ終わったところで、〆にしましょう。
 〆は雑炊とうどんが選べるので、うどんをお願いします。
 ちょこんとねぎが乗せられていて、それだけで嬉しい。

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 お鍋にうどんを一気に入れ、再加熱。
 少し残っていた葉っぱを彩りにと、一緒に煮込みます。

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 お出汁がいい感じに味が付いていて、うどんがこれまた美味しい。
 すっかり食が細くなった私ですが、今日はするすると頂けます。

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 デザートはバニラアイスクリーム。
 十分温まった身体にアイスはとっても冷たい、だが美味しい。

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 美味しいせり鍋、美味しいゆでたん、美味しい日本酒をご馳走様でした。
 お店はまだまだこれからといった様相、駅へと家路を急ぎます。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
>何で笹かまかと調べたら、笹かまは仙台が発祥なんだ。

えっ
還暦すぎる歳なのに知らなかった・・・
せり鍋も食べたことが無かったって
まぁ、熨斗紙の書き方も知らなかったので仕方がないか!
でも、何やってきたんですか?何知ってます?どんな育ちだったんですw
Posted by 志乃 at 2024年03月28日 02:38
大井町はアジトイズムが無くなってからすっかり足が遠のいてしまいました。
突発的にいいラーメン屋は出てくるんですがなかなか激戦区と呼べるレベルにならないのが歯痒いですね。
Posted by 凪 at 2024年03月28日 20:11
志乃さん、コメントありがとうございます。

 還暦までにせり鍋を食べておかなくちゃいけないとは、知りませんでした。
 他にも食べたことの無い料理は沢山ありますけど、どうしたらいいでしょうか。
Posted by ふらわ at 2024年03月28日 23:22
凪さん、コメントありがとうございます。

 ajito ismですか、いい店でしたね。
 松戸の方に移転したと聞きましたが、行かれたらどうでしょうか。
 もちろん私は行っていません。
Posted by ふらわ at 2024年03月28日 23:25
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