
南京ハゼの葉が少しだけ赤付いて、
秋が少しずつ忍び寄っています。

今日は仕事が忙しく(仕事がトロく)、貴重なランチをコンビニパスタで済ませてしまった。
海より深く、反省。
じゃあ夜はどこかで一杯食べていくかと、新百合ヶ丘で久しぶりに途中下車。

夜は、麺飯食堂 新ゆり飯店@新百合ヶ丘(川崎市麻生区上麻生1-6-3)へ。
階下のタンメン亭、さらに階下の焼売酒場なかめに続く3店目として、2025/9/20オープン。

煮干しらーめん・からあげ どうけん(2021/10/29-2025/5/12)の跡地。
いわゆる町中華風、いわゆる中華料理店、しかしして麺飯食堂。

店頭にタッチパネル式の券売機が用意されていて、軽く萎える。
店員さんが出てきたので、「席でも注文出来ますか?」と訊くと「大丈夫です」と。
安心して、アルコール飲料とアテの食券を購入して、店内へ。

店員さんの接客は「お金を払っているのだから」と思うとアレですが、
オープンして1週間も経たない店だからと思えば、殆どのことは酒のつまみ。
ワンルーム風の店内、奥の調理場に面したカウンター5席、右側壁側向きのカウンター5席。
店内中央に4人掛けテーブル4卓、左手のガラス窓側に4人掛けテーブル4卓に人掛け、合計44席。

壁の短冊メニューとガラス窓の白文字は、とっても雰囲気ありますね。
白文字は、勇往邁進(ゆうおうまいしん)、凡事徹底(ぼんじてってい)、敬天愛人(けいてんあいじん)、
栄耀栄華(えいようえいが)、積土成山(せきどせいざん)、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)。
飲食店にはそぐわないと感じる四字熟語もあるけど、日本語もロクに分からない私には、関係ないか。

席に着くと間髪入れずにお冷や入りのコップとウェットティッシュが置かれ、食券を引き取ります。
「(餃子が出来上がる前に)先にビールをお出ししてもよろしいですか」「はい(よろしくてよ)」
各テーブルには辣油、拉麵胡椒、生しょうゆ、酢が置かれています。
口頭注文用のメニューは各席に用意されているので、どれどれと眺めます。

食べ物は麺料理、定食、飯料理、チャーハン、一品物、デザート。
麺料理は担々麺880円、海老ワンタン麺950円、中華そば850円、背脂中華そば950円など。

単品料理として餃子、ワンタン、麻婆豆腐、油淋鶏など。
飲み物はビール、ハイボール、サワー、ソフトドリンクなど。
日本酒とワインは用意されていません。

先ずは生ビール中580円にて、エア乾杯。
今夜は新百合ヶ丘で一人お疲れ様会、仕事あがりのビールはまいうー。
ビールはプレモルと説明されています。

ビールを半分ほど飲んだところで、揚餃子4コ580円。
こちらの餃子は焼き、水、麻辣水、揚げと用意されていて、何から食べるか逡巡しつつ、揚げから。

大好きな酢胡椒を作って、たっぷり染み込ませていただきます。
カリッと固めに揚げられた皮が酢胡椒で柔らかく食べやすくなり、たっぷり挽肉の旨味が堪りません。
一人で四つが多いと感じる人には2コ、二人で食べるなら8コのメニューも用意されています。

調理にそれなりの時間が掛かると考え、
揚げ餃子を食べ終わる前に麺料理を注文しようと思いつつ、揚げ餃子は食べてしまう。
店員さんに声を掛けて麺料理を注文すると、「私の方で食券を買ってきます」と、そういうシステムなんですね。
経営側と現場に少し隔たりがある様ですが、さてさて、これからどうなっていくのだろうか。

程なくして、私のためだけに調理してくださった、酸辣湯980円、ありがとうございます。
麺が付かない湯だとスープだけの店もありますが、こちらは麺が入っていて、一安心。
それなりに本格的な中華料理店ですと、溶き卵がもっと多い印象ですが、こちらは麺飯食堂ですので。

酸辣湯麺にメンマのトッピングは珍しく感じます。
まま、他のメニューで使っているメンマを乗せたのだと思いますが、細切りされていてとても美味しい。
意外とスープに合いますね、そりゃそうだと思う点もありますけど。

僅かに固茹で仕上げの中太麺は食べた感じでは大黒屋、タンメン亭が麻生製麺なので違うんですね。
提供されている料理が異なるとは言え、同一経営で複数の製麺所から麺を取り寄せているとは。
鶏ガラベースと思われるスープとても良く合って、スルスルと頂けます。

豚バラにキクラゲ、他には野菜も入っています。
調理の様子は伺えませんかが、大きな中華鍋を振って調理されている印象の美味しさ。

途中、スープが残り気味でしたので追いライスを考えましたが、考えながらもレンゲは止めず。
スルッと食べてご馳走様でした。
お店を出たところで店長さんと四方山話、腹に落ちる話と、腑に落ちない話と。