今日は土曜日ということで、上野で飲もうと誘われて。
予約してあると遅れるのがイヤな私、電車が遠いから１時間以上前入りするのが私流。
電車遅延なんて滅多に無いんだから10分前に行けば大丈夫って感覚が、ホント羨ましい。
ちょっと軽く摘まんでいくかと、名代秘伝の味 じゅげむ 上野御徒町店（公式ホームページ）へ。
中野本店、高円寺店に続く三店店舗目として、2021年オープン。
本店の堺市野々井本店は2000年の創業、たこ焼き一筋25年ってことですな。
朝から何も食べていないので蕎麦で引っかけようと歩き回るも見つけられず。
スマホで探すのもアレだからと歩いていると、たこ焼き屋を見つけて、それじゃそれで。
食券制なのか、素晴らしい。
もちろん立って食べてもいいけど、出来れば座って飲みたいなと思って、席が空くまで少し待ちます。
店先には2人掛けが5卓、、お客さんが自由に再配置しています。
道交法上はかなりブラックなグレー、まま、世の中にはグレーゾーンだらけ。
メニューはたこ焼き6個480円、8個580円、12個830円、15個980円、30個1,830円、たこせん330円。
かつては焼きそばもあったらしいが、今は見当たりません。
ドリンクはビール390円、ハイボール280円、レモンサワー280円、翠ジン280円、タコハイ280円など。
「ドリンクセットをお願いします」「いくつですか」「6個で」「味とトッピングは」
味はソース、塩こしょう、しょうゆ、生姜しょうゆから選べるので生姜しょうゆ。
トッピングはマヨネーズと一味は無料、ねぎ100円、チーズ130円なのでマヨネーズだけ。
確保しておいた席に座ってカメラの準備をしていると、
「お待たせしました」と秒で運ばれてくる、たこ焼き・ドリンクセット680円。
注文するときに覗いた焼き台は空っぽだったので、焼き置きしてあったたこ焼きですね。
ドリンクはタコハイ、選べる味は生姜しょうゆ、無料トッピングはマヨネーズでお願いしています。
たこ焼き初心者の私、たこ焼きのたれはソースしか知らないので、醤油味は初めて。
トロトロの中身が上顎が火傷するほど熱く、速攻でタコハイで冷却してから味わいます。
ダシは殆ど感じず粉モンの味わい、花鰹とマヨネーズ、ほんのりと青のりがとっても美味しい。
しっかりした味わいをたこ焼きに求めるお客さんにはアレだけど、私はこのたこ焼きで十分満足。
タコハイは焼酎のソーダ割り、サッパリしていて、あっさりした味わいのたこ焼きとベストマッチ。
ちゃんと食べるなら12個位食べないと満ち足りませんが、0次会には十分すぎるほど。
美味しく頂き、ご馳走様でした。
お誘いいただき、お昼は、上野漁港へ。
予約時間の10分前に伺って少し待つかと向かうと、既に盛り上がっています。
うーん、口コミサイトでは13時開店とあったのですが、聞けば12時前には開いているとのこと。
予約して伺うお客さんなんて我々だけなんだろうな。
店先には海の幸、山の幸などが所狭しと紹介されています。
この辺りには星の数より多くの居酒屋がありますが、それなりの日本酒が用意されている居酒屋は希少。
そもそも、それなりの日本酒を飲むなら他で飲めという話もあるかもしれません。
案内されたのは1階のテーブル席、、っていうか、この席以外は満席。
他のお客さんの喧噪を楽しみたかったのでこの席で全く問題ないけど、
「2階も見ますか」と案内して下さいます。
嵐の前の静けさ、とでも言うのでしょうか。
一部の椅子が違うのは何だろうね。
席に戻って、メニューを眺めます。
コースを予約することも出来ますが、お店であれがいいコレが食べたい、のお喋りも楽しい。
餃子や小籠包も用意されているんですね。
甘味もあって、タイミングによって食べるかもしれません。
ということで、生ビール550円で乾杯。
今日は上野で二人お疲れ様会、ビールは昼間に飲んでも夜に飲んでも旨い。
グラスをガチンとぶつけないのが私の流儀、分かっている友達に乾杯。
一品目は、白子ポン酢680円。
提供にちょっと時間が掛かるかなと思っていたら、乾杯の一口を飲み終わる終わる前に提供。
どの料理、どの飲み物も提供が早く、それだけでお店の評価が上がってしまいます。
プリップリの白子のトロリと溶ける美味しさ。
ポン酢との相性も抜群、なんならこの白子の為に開発されたのかと思うほど。
さて日本酒、と注文すると先にもう一品が運ばれてきます。
二品目は、ポテトサラダ580円。
メニューにあれば忘れずに食べようとしている居酒屋ベンチマーク料理、あくまでも個人的に。
アイスクリームスクープですくったと思われるポテサラが二玉、野菜はトマト、レタス、紫キャベツ。
あっさり味でしたので、卓上の塩を振って美味しく頂きます。
1杯目の日本酒は、岩手の蔵元である南部美人が醸す「南部美人 赤ラベル（なんぶびじん）」特別純米酒 R6BY。
お銚子とお猪口は月桂冠ラベルですが、まま、居酒屋あるある。
冷やして飲む日本酒は冷やとは呼ばないけれども、ここで「冷やとは」と高説したところで。
居酒屋の花形と思っている刺し盛り、久しぶりの舟盛り、刺身三点盛り1,280円。
マグロ、ブリ、サーモンがそれぞれ3切れずつ、カットレモンも3枚。
大葉とワカメがたっぷりで、とっても嬉しい。
先ずはマグロ、山葵醤油で頂きます。
山葵はアラが残るように溶かすのが私流、山葵の香りも楽しめます。
ブリは食べ応えのある身厚、同じように山葵醤油で頂きます。
醤油を跳ね返すような脂は控えめで、それでいて旨味十分。
サーモンも山葵醤油なんだけど、レモンが余ってしまうので付けてみました。
こういう食べ方は居酒屋ならではだと思っていて、酸味を利かせたサーモンも美味しい。
2杯目は、山形の蔵元である亀の井酒造が醸す「くどき上手 ばくれん 超辛口吟醸」吟醸酒 R6BY。
どこでも飲めるように思えて、そうでも無い1杯。
日本酒の会をまねて、お銚子は代えてもらいましたが、お猪口はそのままでお願いしています。
焼き物は串５本盛り合わせ680円、タレとシオが選べるのでシオで。
串の説明はありませんでしたが、正肉、つくね、砂肝、鶏もも、鶏皮だと思います。
やげん軟骨だと思って食べたら鶏皮だった罠。
カリッカリとした食感にしっかりした脂身がとっても美味しい。
食べた感じではつくね、固い食感がいい感じ。
串の盛り合わせって、単品販売の組み合わせが多いけど、つくねは単品が販売されていません。
つまり盛り合わせを食べないとつくねは食べられないってこと。
3杯目の青森の蔵元である八戸酒造が醸す「陸奥八仙（むつはっせん）」特別純米酒 R6BY。
吟醸酒、大吟醸酒などの特定名称があるなか、私が一番好きな特別純米酒。
青森には一度しか行ったことがないけど、次に行くときは蔵元に伺ってみたい。
4杯目の高知の蔵元である酔鯨酒造が醸す「酔鯨（すいげい）」特別純米酒 R6BY。
日本酒はどこで飲んでも美味しいけど、飲み進め方はお店と飲む相手によって変わります。
今日の飲み友とは久しぶりに会ったこともあって、話の弾みに酒が付いていく感じ。
楽しいですねぇ。
串焼きが美味しかったので、今度はタレで頼んでみました。
焼き方が違うのか、焼き手が違うのか、先の塩焼きと若干ラインナップが違うような同じような。
これこれこうだから、これはこうなるはず、がならないのが、とっても楽しい私。
食べた感じでは砂肝ですが、砂肝のタレ焼きを初めて頂き、初めての美味しさ。
タレ自体はかなり甘く、対日本酒でいけなくは無いけれど、出来ればサワーでいきたい。
ということで、〆に向けて私は緑茶ハイ400円、友達はりんご酢サワー450円。
氷が多くて薄いとか、割が多くて薄いとか、逆に濃いとか、一喜一憂していた頃が懐かしい。
〆に炒飯もあるけど、今日の気分は焼きそば、海鮮焼きそば680円。
パッと見た感じでは海鮮らしさをゆらゆらと湯気になびく花鰹しか感じられず、それもそれで美味しそう。
ザ・ソース焼きそばの味わい。
居酒屋の〆には様々あるけど、焼きそばもいいよね。
食べ進めるとイカやアサリ、エビを発見し、海鮮焼きそばに偽りなし、と。
美味しいお刺身、美味しい日本酒をご馳走様でした。
