2013年07月29日

誕生日は喜多方で

/一平@福島県喜多方市にてラーメン/食堂はせ川@福島県喜多方市にて醤油ラーメン/生江食堂@福島県喜多方市にて冷たいラーメン/食堂なまえ@福島県喜多方市にて極太手打ちラーメン/

 もう52歳になってしまった。
 こんな食生活とあんな仕事を続けていればあと数年も持たないだろうけど、まあ、長生きだけが全てじゃないし。

 会津若松から始発ではなく2本目で喜多方入り、自身二度目なのでまだまだラヲタを名乗るのは早いだろう。
 今日はそれなりに歩くのでコインロッカーに荷物を預けようかと思ったけど、300円をケチってしまった。
 東北にお金を落とすと言っておきながらケチるとはなんたることだ、とツッこまれても仕方ないところ。

 喜多方駅から歩いて30分、500円/日のレンタルサイクルということも考えましたが、何となくいつも通り歩いてしまって。
 一平@福島県喜多方市に着いたのは8時少し手前、7時から営業されているので既にお客さんが半分ほど入っています。
 喜多方駅北部に広がる一帯で営業されているラーメン屋さんの殆どは「喜多方老麺会」なる団体に加盟していて、駅にはラーメンマップのパンフレットも用意されています。

 そのパンフレットには全45店舗が紹介されていますが、朝ラー(明確な定義は知りませんが、個人的には9時前にラーメンを食べること)ができる店は5店しかなく、一平もその一店です。
 ゆったりとした店内は厨房に面したカウンターが6席、4人掛けのテーブルが4卓、6人掛けが1つと小上がり6席が2卓と家族連れでも問題無く対応できます。
 カウンター席に座ってメニューを見ると、ラーメンに続いてじとじとラーメン、ネギラーメン、チャーシューメンと続き、味噌ラーメンやつけめんもありますね。

 オーダーしてお冷やで喉を潤しながら厨房の調理風景を眺めます。
 平ざるでちゃっちゃと湯切りし、幾つかの丼に分け入れてから、菜箸で数本をあっちからこっちへ移し替えるのを見るのが好き。
 うどんやさんでもお蕎麦屋さんでも同じようにするのどうか知らないのですが、この麺量の調整が好きでラーメン屋さんに通いだしたのかも知れません。

 程なくしてラーメン550円、ドンブリの底まで見通せる澄んだスープなんだ。
 物の本によるとスーブは豚骨(ゲンコツのみ)の清湯で、煮干しダシを合わせて味をまとめ上げていて、これがまた美味しい。
 朝から美味しいラーメンを食べられて幸せだなぁ、と。
 平打ち熟成多加水麺のもちもち感が思わず微笑んでしまうほど美味しい、やっぱり喜多方はこの麺だよなぁ。

 トッピングは脂身の多いチャーシュー、塩気の強いメンマ、なぜかなると、刻みネギがさらっと乗せられて、何もかもが喜多方ラーメン。
 まだ朝8時、まだ1杯目なのにスープまで飲み干してしまいそう、ご馳走様でした。

 早い時間に食べ終わったのは良いけど、次の店の営業時間まで2時間もあるじゃないか。
 雨も降ってきたし、どうするかな。
 詳しい事情は知らないけれど、近くにマクドナルドやドトールなどのファーストフード系のお店が1軒も見当たらないので休憩することが出来ず、コンビニも探した限りでは見当たらないので(実際はセブンイレブンが数軒あります)有事の場合に困ってしまうかも知れない。
 願成寺さん、お世話になりました

 先の店からさらに北へ徒歩10分のこの喜多方ラーメン屋地帯の外れにある食堂はせ川@福島県喜多方市、喜多方ラーメンですが喜多方老麺会に所属していません。
 店先のメニューにもありましたけど、日曜は「新しい喜多方の味を試す」ために「黒はせ川」として営業されています。
 定休日は木曜日なので、都内で流行りの「定休日に一番弟子が・・・」のとは違いますし、堂々と置いてあるメニューを見て「おお、食べに来てみようかな」と思う人もいるんじゃないかな。

 メニューは醤油ラーメン、塩ラーメン、もやし味噌と写真付きで紹介されていて、どれも美味しそうです。
 開店時には私以外にお客さんが2組、開店したあとでドドッとあっという間に満席なる情景は地方の名店でよく見かけますね。

 店内はカウンター無しのテーブルと小上がりのみで、テーブルが20席、小上がりが16席と言ったところでしょうか。
 これまた老舗の名店によく見られる光景で、ホールは全員女性店員さんで、高校生くらいから私と同年代まで幅広く、厨房の麺上げだけを男性店員さんといった役割分担。

 5分ほどで醤油ラーメン600円、これまたザ・喜多方ラーメンの麺相ですね。
 スープは豚ガラの清湯ですがかなり煮干しが利いていて、この味わいは他店との差別化というより、店主さんの好みなのでしょう(勝手な憶測ですけど)。
 絡んで食べづらそうでいて、食べてみると一本たりとも絡んでいなくて、喉ごしするりと熟成多加水麺、喜多方の中でもかなりの太麺ですね。

 トッピングの豚バラ肉はかなり味付けされていて実においしく、メンマとなると、白ねぎはちょこんと乗せた感じ、あくまでもスープと麺を味わうラーメンですね。
 まだ2杯目なのにスープまで飲み干してしまいそう、ご馳走様でした。

 喜多方は町興しでラーメン屋さんを誘致(?)したと思うのですが、お店が集中しているメインストリートとか無くて散在しています。
 一歩、また、一歩と駅に近づく道すがらで狙っていたお店に入ります。
 そのメインストリートの左側(駅から向かえば右側)にある生江食堂@福島県喜多方市、広い駐車場に次々と車が入ってきます。

 喜多方の「食堂」はラーメンをメインに販売されているお店が殆どですが、ラーメン以外が無いわけではありません。
 この食堂もメニューの半分はラーメンだけど、残りはカツ丼、天丼、カレーライス、チャーハンと揃っていて、冬季限定でうどんも販売されています。
 揃ってはいるけど、私の店内滞在中は全員がラーメンを食べていました。

 カウンター席は無くて4人掛けのテーブルが5卓、4人掛けの小上がりが3卓と平均的な広さ、何を食べようかとメニューを見てみましたが、昨日から温麺ばかりですので一杯くらいは冷やしを食べておこうと。
 冷やしラーメンと冷やし中華が写真付きで紹介されていたのでラーメンの方をお願いし、店内を見渡すとマンガが沢山おかれているし、大きなテレビもあって待ち時間も苦になりません。

 10分ほどして冷たいラーメン700円、地方の名店にありがちな「サンプルよりも量が多い」麺相ですね。
 冷たいスープは豚ガラダシに煮干しダシを軽めに合わせ、大きめの氷が浮かべてあり、氷が溶けるとスーブが薄まりますけどそれもお店の味のウチ。
 中太麺は喜多方ラーメン標準の平打ち熟成多加水麺、冷やしであっても柔らか仕上げでとても食べやすいです。

 トッピングはチャーシュー、メンマ、板海苔、なると、刻み込んネギ、まではラーメンと同じで、冷し専用に、細切りキュウリ、紅ショウガ、トマト、白ごまを加えているようです。
 スープからは生姜を強く感じたので、紅ショウガ以外に一工夫があるのかもしれません。
 いやあ、喜多方のラーメンはどの店で食べて美味しいから、一生掛かっても(数年だけど)全店を食べてみたいなぁ。
 もう3杯目なのにスープまで飲み干してしまいそう、ご馳走様でした。

 会計を済ませてお店を出ようとしたら、店主さんの手作り陶器が並べて販売されています。
 ラーメンドンブリも全て手作りとのことで、一つ一つに異なる模様がデザインされているようです。
 値段は手頃ですので何か気に入ったのがあればお土産にいいかも知れません。

 さらに20分ほど南下、途中で何軒ものラーメン屋さんを覗いて、並んでいる店もあればそうでもない店もあるんだなと。
 駅まであと10分を切ったところで食堂なまえ@福島県喜多方市、喜多方でも有数の行列店ですが今日も並んでいます。
 ブログで店先を紹介するときにお客さんが写っていると色々と問題があるんだよな、とお客さんが引くまで少し待ってから撮影しました。

 帰りの電車便の関係から、この店で喜多方ラーメンは最後、というか、もっと並びが厳しければ諦めなければならないところでした。
 お店が住宅街にあるので駐車場は数台しか用意されておらず、明らかにアンダーキャパですな。
 駐車場が満車で何台もスルーしていく中、市が用意した総合というか共有駐車場に車を停め、歩いたりレンタサイクルだったりしてお店に向かったりしないのかな。
 街中の散策にもなるのに、5分と歩くのが面倒くさいんだろうな。

 とか考えているウチに15分ほど待って店内へ、ぱっと6畳ほどの広さ、えぇ、目の前で6人客とか入っていきましたけど。
 数えてみると6人席と3人席が2卓のテーブルだけ、店内奥をよく見てみると土間に沢山の靴が脱がれていましたので座敷があるのでしょう。
 メニューにラーメン以外のチャーハン、オムライス、カレーライス、親子丼、天丼などもラインナップ、ですが在店中に見ることはできませんでした(全員ラーメンだから)。
 麺は標準以外に極太手打ち麺も用意され、来集軒@大門のように20円増し、まさか関連があるわけ無いよね。 

 店内のテレビを見ながら待つこと15分で極太手打ちラーメン520円、どうでも良いことですが後から来た若いカップルと途中から相席でした。
 先ずは驚きの透明度を誇るスープ、他のお店でも澄んだスープを見かけることはありますが、ここまで澄んだスープは中々ありません。

 丁寧に煮出した豚骨ダシと鶏ガラダシをバランスよく合わせてあって、さすがにこの美味しいスープは残せないでしょう。
 せっかくだからと選んだ極太麺、極太麺であっても柔らか仕上げでスーブにとてもよく合います。
 美味しいですなぁ、今日、何杯目か忘れちゃったけど美味しいなあ。
 トッピングは豚バラ肉のチャーシュー、細いメンマ、なると、薬味ネギとシンプルな構成でスープの美味しさを邪魔しません。
 ああ美味しかった、スープまで飲み干してご馳走様でした。

 この店から駅までは10分と掛からないので、時計を見ながら美味しく食べおえてお店を出ました。
 帰りの便は新幹線を使わないのであれば2つしかないので、ここに記しておきます。
 喜多方13:46-14:01会津若松14:14-15:17郡山15:21-16:23黒磯16:35-18:58赤羽19:05-19:19新宿

 以前は帰りも全ての駅で駅名表示と電車(列車)を撮影しましたが、最近では撮ることは撮るけどブログで公開するほどでもないな、と。
 東京に入ったところでお腹が空いているので、一杯か二杯、立ち寄っても良いのですが、まあ、いいかと。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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