
今日は天気が良いので、一路、西へ。
一日がかりの食べ歩きの場合、一軒だけだと時間がもったいないし、振られたりすると致命的。
そうした拙い経験から、数軒溜まってからまとめて伺うことが多くなります。
真鶴の新店と風祭への移転オープン店を合わせてのつもりだったんだけど、風祭がまだみたいなので。

早めのお昼は、つけ麺 つるべえ@小田原市下大井(公式ツイッター)(公式インスタグラム)へ。
個人的に噂していた限定メニューの販売を知り、杯数限定は夜営業だと売り切れリスクが高すぎる。
開店10分後で先客1人、後客続々。
つけ麺専門店で、なんでこんなに流行っているかと言うと、つけ麺が美味しいから。

店先の入口近くにもポップがありましたが、店内に入り、改めて券売機の上部を見上げます。
期間限定、1日10食限定、小田原系坦々麺850円、ミニ焼豚丼セット1,000円。
つけ麺専門店で小田原系担々麺を提供できるのは、つるべえの店主さんがくるまや早川店出身だから。
味噌ラーメン屋のくるまやの中で唯一、早川店だけが小田原系担々麺を提供しています。
早川店だけ小田原系担々麺を提供できるのは、中華四川で修業された方が働いていた事があるから。
その料理人は、現在箱根(確か菊壱)でラーメン屋をやってますね。

店員さんに買った食券を渡すと、「1辛と2辛が選べますが」と訊かれます。
どちらが辛めかを訊き返すことなく、「辛い方でお願いします」と応えます。
厨房を眺めると、先客の調理が終わり、個別にスープ(?)を調理されています。

少し待って、小田原系坦々麺850円、ミニ焼豚丼150円。
中華四川より色鮮やかな麺相、味わってみるとベースのスープが中華四川と異なるようです。
合わせる食材は挽肉と鷹の爪など、とろみ抑えめで、辛さも柔らかめ。
中華四川のも美味しいし、たかみのも美味しいけど、こちらのもとても美味しい。

麺の製麺所は未確認ながら、レギュラーメニューとは違う専用の縮れ中太麺。
つけ麺の要領で湯切りされているようで、しっかり茹で湯が切られ、スープ(餡)に絡む絡む。
トッピングがなくて寂しいと思われる向きがあるかも知れないけど、合ったら違和感を感じる昭和の漢。

麺を殆ど食べたところで、ミニ焼豚丼を頂きます。
ご飯の上に小切りした焼豚を乗せ、白髪ねぎをあしらってあります。
フルサイズの350円に比べて、ミニとは言え十分すぎる大きさ、味も美味しい。
サイドメニューをあまり食べない私ですが、そろそろ食べる時期に来ているかも知れない。

スルッと食べてご馳走様でした。
店員さんにご挨拶して、お店を後にしました。

次は、真鶴。
バイク(原チャリ)で海沿いを走ります。
天気が良くて気持ちが良い、ってあんまり思わない。

お店に着いてみると、誰も並んでいない。
なーんだ、オープン景気も終わったのか。

店内を覗くと誰もいないので、窓ガラスの張り紙を見てみると、
「真鶴町内清掃活動の為、14:00のオープンになります」とあります。
うーん、どこで時間を潰すかな。

と言うことで、近くの真鶴岬に行ってみました。
先端まで行くと駐車場代が必要なので、少し手前の無料駐車場に停めます。
で、先端まで歩いて、岬の先の三ツ石を観光。

今の時期は干潮なので、三ツ石まで地続きになっているんだけど。
樹木が生い茂っていて、全景が全く撮れない。
海辺まで降りていったら、また登ってこなくちゃいけないし。
そもそも観光は目的じゃなくて、ラーメンを食べに来たんだし。

14時開店の10分程前に戻ってくると外待ち15人、、オープン景気ではなく、既に繁盛店じゃないですか。
遅めのお昼は、伊藤商店@真鶴(足柄下郡真鶴町真鶴852)へ。
蕎麦Cafe KIBUNE跡地に、2021/3/13オープン。
デビット伊東さんが引っ越しされてまでもオープンさせた、ラーメン店になります。

並ぶしかないので並んでいると、メニューが回ってきます。
特にすることもないので、メニューの写真でも撮りますか。

伊藤商店オリジナルの伊藤餃子450円。
右側はラーメンの説明で、豚そば(塩)800円、豚そば(醤油)800円。
たれを変えているだけではなく、チャーシューも異なるようです

次のページは、見開きで特製の紹介。
ひとすじスープの説明は、醤油と塩で同一に感じましたが。
ご飯ものは肉ごはん、高菜ごはん、じゃこめし、卵かけごはん、めんたいごはんがそれぞれ350円。

最後のページに、濃厚魚介つけ麺880円。
右ページは神奈川+静岡のおでん、かなおかおでん150円。
さつま揚げ、鶏だんご、ちくわ、厚揚げ、がんも、ナルト、たまご、コンニャク、だいこん、じゃがいも。
来週辺りには種物が増えるそうです。

飲物はビール、ハイボール、ワイン、ソフトドリンク。
日本酒は瀬戸酒造店から3種類、300mlで1,200円。
燗酒は大山、180mlで600円。

一時間ほど待って店内へ。
席配置は、厨房に面したカウンター3席、テーブルは3席と5席。
小上がりが6人分ほどありますが、使われていません。
卓上には辣油、酢、醤油。

口頭注文後会計。
出来上がりまでおでんを食べようかとも思いましたが、
後客がいらっしゃるので、ゆっくり食べるのは憚れます。
左手の薬味コーナーに、丹沢山と魔王が見えます。

先に伊藤餃子450円。
メニューには「特製ラー油をたっぷりつけて」とあります。
それはそれとして、私は私なりの食べ方で楽しみます。

焼餃子ですので醤油と酢を直接掛けて、端から食べます。
皮はカリッとよく焼き、餡は挽肉多め、とても美味しい。

少し間を置いて、本日50食限定販売のとんこつラーメン900円。
特に説明はありませんでしたが、魚介つけ麺のラーメン版でしょうか。
とんこつスープはとろみを感じるほど濃厚ですが、舌にべとつかず、とても美味しい味わい。
都内で数店舗展開されていた腕前、全く衰えずと言ったところでしょうか。

やや固めに仕上げられた細麺はカネジン食品でしょうか、スープとよく合ってスルスルと食べられます。
トッピングはよく焼きのチャーシューが二枚、焼海苔一枚、九条ネギひとつかみ。
チャーシューには白胡麻が振られ、香ばしさが加わっています。

途中、替え玉も考えましたが、後客がいらっしゃるので、今日のところは見送って。
スルッと食べてご馳走様でした。

帰りは同じ道を滑走。
行きも帰りも晴れてよかった。